創業者　佐古 誠

月日の経つのは本当に早いものです。
学生時代、ブラジル渡航の旅費を稼ぐためにやったアルバイトをヒントに1981年、30歳で創業した㈱東海ドライバーズセンターは「企業向け運転代行」をコンセプトに主にお客様の所有車両の運転の代行からスタートいたしました。

当時は運転代行業という職種はもちろん、人材派遣法すら無い時代でしたから「ドライバーを派遣いたします！」というような表現しか出来ず、営業説明もなかなか大変な時代でした。
のちに法が整備されて現在は「運行管理請負」という正式な業種名称が出来ましたが、当時は例えば事故を起こした時の責任の所在、保険の適用など様々な問題があったことを思い出します。

しかし時代は徐々に変わってゆき、企業経費の削減に結び付く請負業務の拡大基調が続いたためゆっくりではありますが当社の会社規模も大きくなり、従業員の頑張りや取引先のお客様にも恵まれ、なんとか今まで生き延びることができたのはまさに幸運だったと思います。

現在では当初とは逆にトラックやバスを自社所有して営業ナンバーで提供できる体制になりましたのも、ニッチな隙間産業からスタートした我が社としては面白い結果となりました。
幸い二人の後継者に恵まれて2017年（66歳）で引退いたしましたが、もともと遊び好きのダメ社長だった私の引退でしたからその後の業績はコロナ禍にも拘わらず伸びておりまして、それも良い決断であったと思っております(笑)。

何があろうとも何が起ころうとも、毎朝必ず朝日は昇ってきて昨日の出来事はリセットされ、新しい今日が始まります。
自分の心の中にもこの朝焼けを常々持ち続けていたいと考えている今日この頃です。（2022年12月記）