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船にもバイクにも乗れないと・・・@


11/2-3 新潟までタクシーの運転手・・・挙句の果てに・・・

 真ん中の三人を乗せて新潟の一風宅に行くことになった。良く考えたら三連休の中日・・・はっきり言ってやめておくべきだった。通常なら5時間ほどの道のりが大渋滞で8時間になった。それはまだしも、このメンバーの素性がいつものメンバーと違うのだ。真ん中の(写真写りの良い)ミン太は一風との犬つながり。その左右に並んだ姫と殿は以前も紹介したお気楽夫婦。それぞれアウトドアとは無縁の人間で、しかも誰も酒を一滴も飲まない。一風もこの人選に合わせて陶芸家の先生を招待してあるだけで、いつものメンバーを呼んでいない。あれ?オレって何してればいいの?。ひょっとしてタクシーの運転手?。昼に着く予定の糸魚川が2時になり、待ち合わせた活二にハタケシメジをもらって早々に加茂に向かう。一緒に飯を食う予定だったが渋滞で時間がなくなってしまったのだ。

 一風邸ではこの時期恒例となった蕎麦打ち。陶芸の先生が蕎麦を打ってくれた。もちろん土を毎日捏ねているわけだから、蕎麦なんてのはお手の物。少し人とは違った捏ね方だが手際よく打って見せてくれた。

 写真写りの良いミン太は到着して車を下りるなり「あ〜こんなに長い時間犬に触っていない・・・禁断症状が出始めてるぅ・・・」と常人には信じられぬ言葉を吐きながらワンコ軍団目指して家に駆け込んだ。久し振り、何年ぶりかにミン太に会った一風はこんなニヤけた顔で、私を捨て置いて二人で犬談義に耽っている。

 有難かったのは同じ新潟の柿の種が招待もされていないのに紛れ込んでいたことだ。これで酒を飲みながらキノコやら釣りの話が出来る(笑)。七輪でナメコを焼き、つまみにして10時過ぎまで宴会が続く。そして明日の予定にキノコ採りが加わって・・・私としてはやっと新潟に来た甲斐があったというものだ。

 翌朝5時に起きて柿の種の案内で楢林を探索する。ナメコというのは通常ブナの倒木に発生することが多いが、稀に(と言うか条件が合えば)立ち枯れたナラの木にも発生するのである。しかし私はまだ見たことは無かった。北の日本海側で、霧が絶えず発生するという条件が必要らしい。

 

 最初に粒ナメコの太いものが見つかり、帰り際にちょうど採りごろの大群落を発見した。ココは柿の種が見つけたナメコ林で、自ら畑と呼んでいる通り、あちこちで早いものから遅いものまで次々と発生している。生えている場所やら木の状態によって順番に出てくるのだろうが、一気に発生して全部終わり・・・というより有難いのはもちろんだ。けっこうな量を収穫して一風邸に戻る。やはりホンの少しでもこういった山歩きが出来ると、充実感がある。

 その後はこれもお決まりの寺泊の鮮魚市場に行って買い物をして帰る。私はヤリイカを買って帰った。なんと言ってもダイレイの−60℃冷凍庫があるのでこんな買い物ができるのだ。半年間ほとんど変質無しで刺身で食える。

 帰る途中・・・後ろについた白い車の屋根から赤くて回るランプが点いて、その後あのイヤ〜なサイレンみたいな音が聞こえた。・・・やっぱり来るんじゃなかった!。

 


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