touring diary2005 5/28・29


 この日は午前中に養老の古い寺に用事があって、助手と二人でバイクで出かけた。私自身には関係の無い用事であったが、寺の門前に書かれていたこの文句がなかなか心に響いた。なるほど、これは今の私に向かって言われた言葉に違いない。どうやら私はこの紙切れを見るためにココに来たようだ。本来雨だった天気予報は前日に変わり、晴天です・・・ってことだった。この時期の予報は難しいとはいえ、気象庁も勝手なものだ。天気予報なんていっそのこと無くすか、こちらが無視すればいいのだが、それでもつい見てしまう、長年の習慣。で、昼飯にうなぎを食ってから、どこへとも無く出発。

 この『どこへとも無く』というのが良い。私には昔から放浪癖がある。とりあえず養老から近い琵琶湖の北のドライブインに行くことにした。ここはバイクが集まることで有名なドライブインで、以前息子に教えてもらったのだ。バイク乗りというヤツは走るだけでは飽き足らず、バイクを見せびらかしたくて見せびらかしたくてしょうがない(笑)。だからバイクが集まるところに自然にハンドルが向くようになっている。また上の写真のように、オッ!というような旧車を見学できることも多い。

 気さくに写真を撮ってくれたこのオッサン(私もオッサンだが)。自衛隊勤務とかで普段戦車に乗ってるらしい。で、狭苦しく遅い戦車と正反対のバイクで風を切って走るのを無上の喜びとしているらしい。YAMAHAのドラッグスターに光物を一杯つけて乗っているのには笑ったが、助手に「いいですねぇ夫婦一緒にツーリングできて・・・、うちなんか後ろに乗ってくれって頼んでも『イヤ!』と言って絶対乗らないんですよ」と何度もぼやいていた。一緒に走れば、それはそれで大変なんですよ・・・と半分本気で慰めておいた。

 国道8号線で遅いハーレー軍団をブッコ抜き、気がついたら敦賀を走りぬけて越前海岸を走っていた。潮風に吹かれて海岸線を走るのはまったく爽快である。気温も寒くも暑くもなく絶好のツーリング日和だ。河野海岸有料道路を620円払って走ると、敦賀からずーっと海岸を満喫できる。この時期日本海はうねりも無く穏やかで、まるで湖のようだ。釣り人が筏とか防波堤、消波ブロックなどに点々と張り付いている。昔はこの辺りに釣りとか潜りによく来たものだ。何十年後の今日バイクに乗って走ってるなんてね・・・。

 後ろからついて走ると、助手は最近運転がほんの少しうまくなったようだ。コーナリングで自然に回れるようになったのと少々の風などでギャアギャア言わなくなった。ま、人より進歩の速度はかなり遅いが、バイクにやっと少し慣れてきたのだろう。あとは発進とその直後の2nd3rdギヤーの引っ張りにメリハリがつけば合格だろう。

 海の見える取り付け道路でノーヘルで走ってみた。いやあ・・・何たる爽快!。ヘルメットは転倒時はもちろん飛んでくる虫とか石の防御に当然必要だが、無いとこれほど気持ちいいなんて・・・。これぞネイキッドスタイルというものだ。

 こんなことをして遊んでいたら4時近くなった。これから帰ると2時間ほどだが、なんとなくもう少し遊んでいたい・・・それに帰って何をするのだ?ビデオ?それとも映画?・・・なんとなくそれがつまらなく思えて、それより夕方までココで遊んでどこかで泊まり、明日の朝帰ったらいいではないか。明日は昼に用事があるのだが、8時頃出れは問題ない。そう決めて越前岬で宿を探し、チェックインしておいて、それから再び海岸線を北に走った。

 ホテルの窓の下はすぐ海だ。夕日を期待したが雲が多くて夕焼けにならなかった。6時に飯を食い、久しぶりにビールを飲んだら、7時半には寝てしまった。夜中に少し目を覚ましたが、結局朝6時まで寝ていた。これってバイクで疲れたからか?・・・乗ってる時はあまり疲れを感じないんだけどねー。

 翌朝、女のライダーは初めてだ、とか言われながら8時過ぎに宿を出発。途中その女のライダーに嫌がらせ(幅寄せしやがった)をした車を二人して黄線でブッコ抜き、やっつけてやった。女に嫌がらせをするとは、男の風上にも置けない低級なヤツだ。時々こんなヤツがいる。バイクを憎んでいるとしか思えない。昔好きだった彼女をバイク乗りに奪われたヤツかも知れない(笑)。10時半に岐阜到着。近いね〜。走行370km。


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