バイクあれこれ


<走るということ>

 風切って走る楽しみは今更言うまでもないが、この快感はまさに「生きている」という実感に他ならない。走っているだけで胸が躍るのはバイクでしか味わえない快感なのだ。 歳を重ねてくると、この実感が減少気味になってくる。ある意味でこの歳でバイクに乗り始めたのは正解かもしれないと思う。いろいろ知識を詰め込んでゆくのはちょっと飽きた。これからは生きているという快感を体感しながら風とともに走るのだ!。

<コーナリング>

 これもバイク運転の楽しみの一つ。ハンドルを切るのじゃなくて体を倒すとバイクは自然に回ってゆく。倒すことをバンクというが、この角度が深ければ深いほどかっこ良さにつながる。深いということは、つまり、それだけスピードが出ているということの裏返しなのだから当然スリップや転倒につながる。その緊張感が、また良い。どれだけスピードやバンクについていけるか・・・バイクの運転はなんとなくスキーにも似ている。スキーで急斜面を滑っている時、そのスピードが(自分の)限界に近づいてくると、私は心の中で、あるいは実際に口に出して、「クソーッ!負けるかー!」と叫ぶ。一種の恐怖との戦いだがバイクも同じだ。転倒を恐れてゆるい走りをしていたんでは、面白くない。自分なりに限界に挑戦するのである。

<加速>

 何が楽しいと言って、車とは一味も二味も違う加速が楽しい。バイクの中では重たいと言われているゼファーでも車体重量250kgに1100cc91馬力のエンジンを積んでいるわけで、コレで吹かせばブッ飛んでゆくはずである。ゼファーでなくともたいていのバイクは発進において車より早くて加速がいい。従って車もバイクがすり抜けで先頭に出ても、まぁ、文句は言わないわけであるが、逆に言えば車の列の先頭に出ておいて、ノンビリ発進でトロトロ走ると、「バイクのくせに何ヤッてんだー!!」ってことになる。コレがすなわち助手の走りであることはいろんなところで書いた。

 バイクのエンジンは車とはまったく違うチューンがなされていて、高回転で吹けがいい。だからたとえば高速で100km/hで走っている車を抜くにもほんの数秒でシュン!!と抜くことが出来る。実際やってみると、これは相当な快感である。空冷ネイキッドのゼファーでもこんな調子だから、おそらく水冷の100馬力超のレーサーレプリカなんかだともっと高速でもシュン!!なんだろうなぁ・・・う〜ん、ちょっと乗ってみたい・・・。

<オフロード走行>

 セローに乗ってはじめて分かったのだが、どこでも軽快に走りたければこんなオフロードというかトレッキングマシンが絶対おすすめだ。車体が軽い(100kgチョイ)ので、自転車に乗っている感覚である。目的に合わせてバイクにもいろいろな工夫がなされているものだ。一昔前のモトクロスという感覚で捉えていたため、最初のころは頭の中で選択肢から外していたが、息子に薦められてKAWASAKIのKLXにまたがったとたん・・・すべてを悟ったのです(笑)。え?なに?このやわらかいサスは・・・って感じでした。バイクを一台しか買ってはいけないという法律が出来たら、私はおそらくオフロード車にするでしょうね。だってホントにどこでもビュンビュン走れるんだもん。


<安全について>

 バイクに乗っていると人に言うと必ず、「危ないから・・・気をつけてね!」と言われる。バイク=危険という図式がこの世には定着しているようだ。実際、友人は自分の子供をバイク事故で亡くしているし、助手もトンネルでこけた時に対向車や後続車がいなかったから無傷でいられただけである。それに自分が車に乗っていて横とか前にバイクがいると、なんとなく危なっかしい気がするものだ。当たり前の話だが、車は4輪でバイクは2輪なのだから。 しかしバイクに乗ったことのある人なら分かると思うけれど、乗っている人というのは案外『危険』だとは思っていないし感じていない。むしろ爽快さを感じながら運転している時間のほうが多いのだから、そこに落とし穴がある。ここにその危険を羅列してみよう。


<子供のタンデムについて>

以前ショップとかいろんな人に聞いてもハッキリわからなかったことがある。それはタンデム走行してもいい子供の年齢だ。みんな「う〜ん??」と首をひねって考え込んでしまうのだ。「首がすわればいいんじゃないの?」とか、「うーん、小学生から?・・・」などという返事が返ってきたこともある。この件を先日、本で読んだので書いておこう。まず基本的に、後ろに乗せる子供の年齢にとくに制限は無いということだ。ただ、いくら制限が無くても1歳や2歳では足がステップに届かないかもしれないし、それより常識的に考えて、危険である。『しっかり捉まっとくんだよー』と言っても手を離したり寝てしまったりすることもあるだろう。体を縛って(運転者と)乗せている人もあるようだが、これもある意味で危険である。ただ危険だ危険だ!と言っていても仕方ないので、乗せる場合は発進、コーナー、ブレーキングなどをゆっくりとやり、もちろんスピードを出さない。そして信号などで止まるたびに話しかけてやることも大切だろう。今日本ではバイクは下火らしいが、子供にその楽しさを味合わせてやるのも大切なことだ。

 



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